2006年8月6日をむかえ [指導員として]
今年も8月6日がきました。
世界で初めて広島で原子爆弾が投下され、
多くの人々の命が奪われたあの日から61年目です。
いつも特にこの時期には、子ども達にも平和であることの大切さ、
そして、2度と繰り返してはならない戦争の惨さを、意識的に伝える機会を設けていますが・・・
そんな中で迎えた先日の学童キャンプですが、
夜のキャンプファイヤーは、事前の取り組みが生かされて盛り上がり、
子ども達、親の皆さんとで、楽しむことができたのではないかと思います。
4年生も初めてで、ドキドキのトーチトワリングを立派にやり遂げました。(写真左)
そのキャンファイヤーでは、毎年エンディングに火文字に火をつけます。
毎年同じ文字ではなく、子ども達からも意見を出してもらい、
準備していきます。
今年も「なににしよう?」と問いかけてみたところ
「へいわ・・・」がいい!と4年生Hくんの意見。
みんなの賛同を得て、「へいわ」に決まりました。
子ども達が「平和」という本当の意味を理解していくのはこれからだとは思いますが、
少なくとも戦争は恐い、たいへんなことだ、「平和」な世の中じゃなきゃいけないんだ・・・
という気持ちがこの意見に表されていたと思います。
この夜、みんなで見つめた、あの火文字・・・「へいわ」(写真右)
大きくなっていく中で、その意味をかみしめ、
「平和」を守っていく人になってほしいと願っています。
夏休みだ!キャンプだ~! [指導員として]
夏休みに入ってもう1週間が経過しようとしています。
そして明日は、いよいよ学童キャンプです!
夏休みに入ってから、学童で食事作りの練習や、キャンプファイヤーの練習も暑い中、
みんな頑張ってやってきました。
さぁ!あと数時間で出発です!
昨年と比べて約30人の人数増!総勢75人!
とても賑やかなキャンプになりそうです!
いつもキャンプの前夜は、子どもたちと同じように、ワクワクドキドキ。
今年はどんなキャンプの思い出ができるか?とても楽しみです!!
新入生親子歓迎会 [指導員として]
先日の日曜日に今年度の新入生親子歓迎会が行われ、
(午前中は学童大掃除でした。ご苦労さまでした。)
多くの新入生の親子の参加で盛り上がり、楽しくひとときを過ごしました。
まずは、やきそばやお肉で腹ごしらえ。
少しお腹も膨れてきたところで、グループごとに座って、自己紹介ゲーム。
同じグループの人の名前をすべて覚えられるか??
というあそびをしました。
意外??と1年生でもしっかりとお母さんたちの名前をフルネームで覚えて
いたのが印象的。なかなかスゴイ!!
次は、目隠しをして、何人かの中から、自分のお父さん、お母さんを触って
当てるというゲーム。
これはけっこう難しいのですが、これも見事に当てていました。
逆に、お母さんが子どもを当てるパターンのもの。
そして、お母さんがお父さんを当てるパターンのもの。
これらもやってみましたが!!
見事に当てたり、はずれたりと(^^ゞ
なかなか難しい?でもおもしろいゲームでした。
親子でのこんな楽しい交流ゲームでみんながひとつになり、
爆笑の渦の中、楽しく時間はすすみました。
ということで、こんなふうに多くの仲間(親子)と触れ合える機会として
今度は学童キャンプが待っています。
(子どもたちは保育の一環として基本的に全員参加です)
【7月29日(土)~30日(日)三重県朝明キャンプ場】
キャンプでも多くのお父さん、お母さんの積極的な参加、楽しみにしています!
『TOHCHI GAKUDO STORY』ブログ開設1年 [指導員として]
昨年、5月8日より始めたこのブログですが、
1年が経過しました。
始めてしばらくはどうなることか?と思いながらの日々でしたが、
少しずついろんな皆さんにも見ていただけるようになり、
励ましをいただきながら、挫折せずに1年を迎えることができました。ありがとうございました!
学童保育の毎日は、生活の場所であるが故に喜 怒 哀 楽・・・さまざまです。
でも、1年の記事を読み直すと改めて、学童保育の子ども達の成長が感じられ嬉しく思います。
今年で18年目の指導員生活に突入していますが、
子ども達の生活を記録する上でも、このブログを開設したことで
良かったかなと。
これからも当知学童の事を、内部関係者の人のみならず、たくさんの人に知ってもらえるよう、
このブログを続けていけたらと思います。
記事を定期的に書くことが、とて~も苦手な^_^;私ですが、
なんとか頑張りたいと思います!
1周年を記念して、(ちょっと過ぎましたが"^_^")
多くの方がやっていらっしゃるのを参考にして、
オリジナルスキンにしてみました!
入所から1ヶ月が経過!1年生たち [指導員として]
もう、4月も終わりです。
う~ん、今月もなかなか更新できなかった・・・
ところで、
この4月、当知学童に入ってきた、多くの1年生たち。
全員で14人います。
今年は、同じ保育園出身の子が多いので、
それぞれ元気に遊べていて、
また、学童に入ってからの新しい友達もできつつあり、
楽しく過ごせているようです。
そんな1年生ですが・・・
学童保育の生活は始まったばかり!これからです!
いろんな事があり、時には壁にぶち当たることもあるかと思います。
そんな時は、じっくりと構えて、父母の方々としっかり情報交換し、
あせらずゆっくりと見守っていきたいと思いますので、
1年生父母の皆さん、どうか宜しくお願いします。
4月末から学校給食も始まり、
学校の生活も軌道に乗りつつあるころでしょうか・・・
ガンバレ!1年生!
危機一髪! [指導員として]
最初に・・・
この話は、私の失敗談です。(最終的には事無きを得ましたが)
この前の土曜日。
この日は前記事で書いた「大地の舞リハーサル」がありましたが、
「学童保育フェスティバル」という、名古屋市全体の学童保育のまつりも同じ日にありました。
わが当知学童は、その「学童保育フェスティバル」に港区を代表して
オープニングの太鼓と、はなまつりのダンスをやることになっていました。
当日は、10時30分からの開幕に間に合うように、
学童を9時ごろ出発して、会場に到着したのが9時40分ごろ。
舞台裏の楽屋に通され、子ども達はスター気分!!でワイワイと。
そこで、ふっと大変なことを思いつきました。
「ステージ用のCDを忘れてきた~!」
忘れたのはポンキッキーズのベスト盤。
頭がぐるぐると回り、
「親の人にとりに行ってもらうか?」
でも時間的に親の人にとりにいってもらうのは、たぶん無理。
「10時になったらこの近くのどこかお店が開くだろう。としたら、そこに売っているかも?」
でも必ず売っているとは思えない。
子ども達にはもう謝ろうか・・・「はなまつりのCDわすれちゃって、できないんだ。ごめん。」
しかし、あきらめず、子ども達は他の指導員に任せて、
会場周辺に何かないか飛び出しました。もう必死です。
ところが!ちょっと探したら幸運にもレンタルCDのお店があるじゃないですか!
しかも!たまたま外に返却ボックスから取り出し作業をしていた店のお姉さんがいました。
「あの~借りたいものがあるんで中を見せてもらえないですか?」
お姉さん「まだ開店前ですので・・・10時になったら、いいですけど。」
一度は引き返しかけたものの、もう一度戻っていき、再度、
「あるか、ないかだけもお願い!」と強引に頼み込み、
「わかりました。見てきます。」と
結局、お姉さんは親切に探してくれました。
その探している姿が外から見えています。
ドキドキの一瞬。
その時、思いました・・・
「ないよ・・・。あるわけないよな。 でもひょっとして・・・」
そのあとしばらくたって、あっ!お姉さんが何かCDケースを手にもって出てきました。
「あの~これしかないんですけど・・・」
と見たものは、エーッ!まさに!
「こっ これこれ!これを借りたいんですけど!」
すばやく借りる手続きをすませ、
「ありがとう!助かりました!」
あとは会場に猛ダッシュ!
ダッシュしている時、思わず心の中で何度も叫びました。
「○○バンザ~イ!!!!」(CDレンタルの店名)
そして思いました。
これで幸運を使い果たしたな・・・と
こうして、なんとか時間にも間に合い、無事にステージ発表を終えることができたのです。
あ~でも、ホントあってよかったですヮ(^_^;)
しっかりと事前のチェック。忘れ物に気をつけねば・・・。
ひとりひとりが輝ける場所 [指導員として]
秋も深まりつつあるこの頃、
日が暮れるのが早くなり、学童では夕方暗くなったあと
男の子たちは「あやとり」遊びに夢中です。
「これはこうやるんだって」
「あ!そうか!」
ほのぼのとした、異年齢で過ごす時間が過ぎていきます。
そして、上級生は下級生にとっては
憧れの的。
とても輝いて見えるのです。
ある先輩指導員から、このような話を聞きました。
「ただ、夕方まで過ごす場所ではなく、
学童保育というのは、子どもたちの命を預かり、
その命を輝かせる場所なのです。」
肝に銘じたい言葉です。
まさにそう思います。
私達の仕事は、そこを大切に見て、伝えていかねば。
それこそが、学童保育だと思います。
輝ける場があるから、意欲が湧く。
自信をもてるようになる。
そして、安心して過ごせる。
そして、心を、体を、育てていける。
ひとりひとりが個性的に、いっぱい輝けるような
そんな学童保育に・・・と思っています。
2005年 8月6日に思う [指導員として]
今年は戦後60年。
そして今日は私の故郷、広島が被爆した60年目の日。
私は毎年、子どもたちに、戦争について語ります。
本を読み聞かせたり、私の家族から聞いたことを語ったり・・・。
いつも子どもたちは真剣なまなざしで、話を聞いてくれます。
私が戦争について知ったのは、確か小学校3年生。
「はだしのゲン」というタイトルの漫画でした。
広島弁で書かれたこの漫画は、すんなりと小学生の私に入ってきました。
(当時はまだ4巻までしかなかったと思います。)
読みながら、子ども心に戦争の悲惨さ、戦争に対する怒りを
強く感じました。
やがて広島を離れ、別の地で暮らしながら、そこで出会う様々な人々。
その人たちと平和について考え、戦争や原爆のことを話す機会はたくさんありました。
その中には歴代の学童の子どもたちもたくさん含まれています。
今年も、8月に入ってある日、学童の子どもたちに絵本を読み聞かせ、原爆の話をしました。
読み終えて、子どもたちに感想を聞いたところ。
「せんそうはこわい・・・」
「かわいそうだった・・・」などと多くの子が言ってくれました。
子どもたちなりに真剣に考えてくれたようです。
戦争のことを考える時、
広島だけではなく、戦争によって多くの人の尊い命が奪われたことを、忘れてはいけません。
これから未来を生きる子どもたちには、こういった真実を、知ることを厭わないで、
平和を愛する人間になってほしいと願っています。
今を生きる私達がこの歴史を語り継ぐこと。大事なことだと思っています。
子どもたちが平和について、考えていくきっかけをつくること。
そのために、私はこれからも何度も語っていきたいと思っています。
高校生になったんだ・・・ [指導員として]
昨日は突然朝から、とあるOBの子(高校1年男子)から電話があり、
「今日、学校が休みなので、(本当に休みらしい)学童行ってもいい?」とのこと。
午後から、その子はやってきました。
学童の子どもたちは「だれ?だれ?」と質問攻め。
大変な人気。そしてすごい群がり方。
その子は昔から人懐っこい性格ではあったのですが、
子どもたちともすっかり溶け込んで、相手してくれている姿に
「成長したなぁ・・・」としみじみ思いました。
学童にいるカエルにやるための「餌を探すぞ~」と
小学校1.2年生と虫探ししている姿はとてもイキイキしていて、
楽しそう。
昨日はすっかり、そんな大騒ぎの中で一日が終わりましたが。
こんな日もあっていいいな。学童保育のつながりっていいな。
と改めて思わされました。
保育園とのつながりを大切に [指導員として]
学童保育の子は当然ですが、多くの子が保育園を卒園してきます。
7月に、毎年夏祭りに呼んでくださる近くの保育園から声がかかりました。
その夏祭りでは、子ども達が学童保育で覚えた『ロックソーラン』を踊り、
『けんだまの技』を披露することになっています。
年に1回、保育園の子ども達、保育士さんに学童保育の子ども達や
指導員の顔を知ってもらい、学童保育を身近に感じてもらう貴重な場です。
保育園とのこういった交流。大事に参加させてもらおうと思います。
そして保育園のみなさんに、もっと学童保育を知ってもらいながら、
今後一層、保育園と学童保育が連携し合い、協力しあえたら・・・。
と思います。